ワインの酸化について(前編)

「CONOMINIの小瓶には

 賞味期限が記載されていないけど・・

 そもそもワインには

 賞味期限があるの??」

 

という質問に対して

答えはNOです!


なぜならワインは

瓶に詰められた後でも

熟成するお酒だからです。


ワインによっては

10年~20年以上の熟成に耐えるものもありますし

フルボディの赤ワインや

貴腐ワインなどの甘口高級ワインになると

熟成期間が100年を超えるものも存在します。


そもそもワインには

腐るという概念がありません。


ただし腐ることはなくても

味わいが劣化することはあります。

それらは急激な温度変化や振動など

様々な要因が挙げられますが

よく言われるのが”酸化”です。


酸化とはワインが酸素の影響を受けて

起こる変化を言います。


一つ目の変化が

の変化です。

白ワインは色が濃くなり

赤ワインは淡くなります。


二つめが

香りの変化です。

フレッシュでフルーティーな香りが薄れ

特徴のないフラットな印象になります。

ワインによっては

この特徴を良しとする場合もありますが

ソーヴィニョン・ブランやリースリングの様に

デリケートかつアロマティックを売りにしている

ワインにとっては厄介な問題です。


以上の様に酸化による変化を防ぐ為

ブドウの収穫時から取り組んでいる事が

いくつかあります。


例えば

酸化は温度が高いと促進されやすい為

涼しい時間帯の夜間に収穫を行われたりします。

その為、ニュージーランドのソーヴィニョン・ブランなどは

夜間に時間短縮できる機械で収穫される事が多いのです。


収穫したブドウを醸造工程でも

気密性の高い容器を使うなど

極力酸素と触れ合わない様にするワイン造りを

Anaerobic winemaking(嫌気処理)と呼びます。


今回は酸化のマイナス面を

お伝えしましたが

実は意図的に酸化させるワインもあるんです・・。

次回のCONOMINI通信でお伝えします。

お楽しみに♪


CONOMINIでは

100mlの小瓶に小分けして

お客様にお届けしていますが

当然、ワイン生産者は小分けにされる事を

想定して作っていません。

そこで私たちは小分け作業時には

酸化が進まない様

独自技術を用いています。

安心してご利用くださいね!